フレンドリーな雰囲気に憧れて家族経営の企業に入社したものの、公私混同が激しくそのストレスから辞めたい、転職したいと考えている人もいるのではないでしょうか。
ここでは、家族経営の企業から上手に転職する方法についてまとめました。家族経営の会社で働くデリットと、辞めることを遠慮してしまう人がどう考えるべきかについても解説します。
- 職種
- オールマイティー
- 公開求人数
- 200,034件
- 対応地域
- 全国
- おすすめ年代
- 20代~
家族経営の零細企業は親族による公私混同・理不尽が常態化
社長のワンマンな経営方針
中小企業は大手企業に比べて社長の権限が強いため、ワンマン経営になりがちです。特に家族経営の場合は、その傾向が顕著です。
親族以外の社員を、人とも思っていないこともしばしばです。
私が知っている家族経営の会社にも、社員は大事にしているものの、社長に人を見る目がなかったために横領で大損失を受けた会社や、社長が市場調査を怠り、独りよがりな経営を続けたために倒産した会社があります。
酷いところになると、社員は完全に使い捨てで、会長以外は稼げない会社もありました。
社長が会社を私物化・公私混同
社長やその親族が、会社を私物化し公私混同しているケースも多いです。私用のタクシー代を経費で落とす・勤務時間中に家の買い物に行ってしまうなどの話もよく聞きます。
さらには、社長の引っ越しなどの私用を無給で社員に手伝わせることもあります。
社長の家族は遅い時間に出勤するのに、帰りは誰より早く帰ってしまうなど、他の社員とは勤務時間にも差があります。
嫁・息子・娘など親族ばかり優先
家族経営の会社は、重要ポジションは親族で固められているため、社員の案は何一つ通らないのが当たり前です。
社長の縁故で入社した人や、特に気に入られている社員の場合は発言権を持たせてもらえることもありますが、ほとんどの社員は優れたアイディアを持っていても、宝の持ち腐れになってしまいます。
それどころか、社長の一族に不利な改革案などを出そうものなら、待遇を悪くされるなど不当な扱いを受けることになります。
家族喧嘩が普通で、巻き込んでくる
社長一族が、職場で夫婦喧嘩や兄弟喧嘩を始めることも日常の光景です。赤の他人の集まりの会社であれば、会議や話し合いで解決するところですが、親族間だと遠慮がないためちょっとのことですぐ喧嘩になります。
職場の雰囲気が悪くなるだけでなく、最悪の場合は社員に矛先が向かってしまうため、非常に居心地が悪いです。
創業者が経営している間はまだよいですが、二代目以降になると「長男派」・「次男派」などの派閥ができてくるため、社員同士もギスギスします。
能力が正当に評価されない
家族経営の会社の場合は、給与などの待遇も「社長の身内かどうか」で決まる傾向があります。ほとんど会社に来ないのに、社長の家族というだけで社員より給料が高いこともあります。
社長の身内でない社員は、能力が高くても正当に評価されないこともしばしばです。出世も難しく、ずっと平社員が基本です。
家族経営の会社で評価されようと思うなら、職務能力よりもむしろ、社長一族にどれだけ気に入られるかの方が重要です。
仕事に不平等が発生する
社長の親族は、態度ばかり大きくて仕事をしてくれないことも多いです。そのため、仕事の負担が社員に偏りがちです。
社長の身内でない社員にとっては、多くの仕事をやらなければならないのに待遇が悪く、評価もされないブラック企業といえます。
その上、社長の親族やお気に入りの社員でない普通の社員は、不景気になると真っ先に解雇されてしまいます。
家族経営の零細企業を辞めたい!上手に転職する方法は?
辞めるときに遠慮はいらない
家族経営の会社を辞めるときに、遠慮は無用です。社長の方も、自分の身内以外の社員に対しては「使い捨ての駒」程度にしか考えていないからです。
無能で横柄な一族に、人生を捧げなければならない道理もありませんし、あなたが最優先すべきは自分の人生です。辞めるべきと判断したなら、さっさと転職してしまいましょう。
辞める時期を見極める
家族経営の零細企業は、辞めたくなったときが辞めどきです。ですが、引き継ぎなどもあるので、1ヶ月くらい前には退職の意思を伝えた方がよいです。
このときに、繁忙期などで明らかに忙しい時期に被ってしまうと、退職を伝えてから実際に辞めるまでが居辛くなってしまいます。
したがって、辞めても嫌味を言われにくい時期を見極めた上で、退職を伝えるのがおすすめです。
退職を伝える前に転職先を決めること
退職の1か月前には退職の意思を伝える必要がありますが、その前までに転職先を決めておくことが重要です。
転職活動をしていることが会社の人間にバレると、社内での居心地が悪くなるだけでなく嫌がらせを受けたり、応募企業にクレームを入れるなどの妨害をされる可能性もあります。
勤務先にバレずにスムーズに転職先を決めるには
在職しながら自力で転職活動をする場合、有給を取らなければいけなくなるなど、勤務先に転職活動を感づかれてしまう要素がとても多いです。ですが、転職エージェントのサービスを上手に利用すれば、勤務先にバレることなく転職活動をすすめることができます。
転職エージェントに登録をすると、担当のアドバイザーが求人の紹介から、面接対策や、企業のスケジュール調整や年収交渉まで転職活動のあらゆることをサポートしてくれます。自分で駆け回る必要がなくなるので、おすすめです。
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まとめ
公私混同しがちで能力が正当に評価されないなど、デメリットが多い家族経営の企業は辞める時の遠慮は無用です。
ただし、辞める時期の見極めが大事です。繁忙期を避け、転職先が決まってから退職の意向を伝えるようにしましょう。
在職しながらの転職活動は、勤務先にバレてしまうと嫌がらせを受ける可能性があるので、転職エージェントなどのサポートを活用しながら転職活動を進めるようにしましょう。