日本系のIT勤務から、待遇のよい外資系企業に転職したい人は多いですね。

報酬も高く、自由度の高い働き方ができる。
オンとオフを切り替えて長期休暇もとれる。

優秀なIT技術者、ITエンジニアなら、外資系IT転職に憧れる人材も少なくないでしょう。
外資ITコンサルタント職も人気ですね。

大人気の外資系IT企業に転職を成功させるための条件について、情報をまとめました。

外資系のIT企業に転職する際に必要な4つの条件とは?

①年齢が若いこと

ハードワークに耐えうる体力

もともとIT業界はハードワークで知られていますが、外資系IT企業はさらにハードです。高年収に見合うだけの仕事が課せられると思って間違いありません。プロジェクトを納期どおりに達成するためのハードワークに耐えうる体力が必要です。

柔軟性と習得スピード

常に最新が必要なIT業界では、技術のキャッチアップや能力の習得にもスピードが求められます。年齢を重ねると、自分なりの「仕事の型」があり、柔軟性に欠ける傾向があります。新しいことを習得できる時間には限りがあり、同時に高い吸収力も求められます。

外資系企業の独特の文化や語学に関しても、頭が固くなってしまっては馴染むのは困難ですが、若い人材であればポテンシャル採用も可能です。

②親和性の高い職務経歴

外資系企業では人材を気長に育てるというよりも、必要なスキルを保有した人材を配置する方法をとります。つまり、キャリアやスキルのある人を中途採用で雇用するパターンです。エンジニアとして専門性の高いITスキルがある人が断然有利で、広く浅くよりも深く掘り下げた専門性、得意分野を持つことが大切です。

ポジションに対して適切な親和性の高いキャリア人材が、求められます。

③相手を動かす能力

強力なリーダーシップ

明確に意思を伝え相手の心や体を動かす能力、人やチームを率い導くリーダーシップを持つ人材は、重宝されます。プロジェクトマネージャーの経験も有利です。

魅せるプレゼンテーションスキル

外資系ではアピール力が重視されますので、1対“集団”の伝達能力、プレゼンテーション能力、説得力のあるトークや啓蒙力、カリスマ的な魅力のある人材、魅せるプレゼンテーターも好まれます。物事を論理的に組み立てて伝える能力もあると、さらによいでしょう。

タイムマネジメント能力

外資系企業では時間生産性を高めることを重視しており、オンとオフの切り替えもハッキリしています。「残業する人=能力がない人」とマイナス評価となります。

自分の時間管理だけでなく、他者の時間についても同様に尊重する姿勢が求められます。つまり他者の時間管理を妨げないことも、必要なタイムマネジメントスキルです。

④日本の市場、文化への応用力

海外で浸透したITサービスを日本向きにカスタムする力

外資系IT企業が日本へ参入するのは、海外で確立したITサービスを日本国内で展開するためです。日本法人の充実や日本人を採用するのは、日本独特の文化や嗜好にカスタマイズして合わせるためです。自社のIT商品やサービスを、日本市場や文化に受け入れられるものにカスタムするための応用力が必要です。

日本人的感覚も必要

グローバルな感覚も必要ですが、日本人の特有の価値観やビジネス感覚、商慣習への理解も必要になります。日本の伝統や文化、無意識化の日本の常識などを持ちつつ、グローバル意識も併せ持つ人材であれば最適です。

外資系IT業界で人気の企業は?

WEB・IT系企業

企業名 特徴
Google 検索エンジンで有名な企業で、IT技術の進化や時代の変化に対応する柔軟性を重視しています。Googleで働く事で自身の見地を広げることができると考える人、自由なイメージに憧れる人も多い人気企業です。
Apple Japan Mac、iPhone、iPadなどをはじめとした、世界をアッといわせるプロダクトを生みだす先進性が人気です。オシャレなイメージが強い会社で、カリスマ経営者に憧れる人、熱狂的なファンも多い企業です。
Amazon Japan 日本最大のECサイトを保有し、世界最大のネット通販のイメージが強いが、ITシステム根幹のインフラ、クラウドサービスプラットフォームを提供するAWS(amazon web service)事業の成長が著しい企業。

外資ベンダー

企業名 特徴
日本マイクロソフト WindowsやOfficeなど、世界の定番をリードするソフト及びクラウドサービスの先端企業です。自由度が高く風通しのよい社風で、働き易い環境が整っていますが、人材の流動化も激しい。
日本ヒューレットパッカード 自社開発のハードやソフトウェア等が有名で、法人向けITコンサルも提供。フレックス制など外資系らしい風土もありつつ、日本進出時は横河系列でもあり日本的な福利厚生も手厚い企業です。
日本IBM 日本法人は設立80年を迎えた老舗企業で、ひと昔前は外資系IT業界でも圧倒的人気。裁量労働制により能力次第でワークライフバランスもとりやすいが、高年齢になるとリストラの可能性も大。

ITコンサルティング企業

企業名 特徴
アクセンチュア アイルランドを登記上本拠とする、世界最大の経営コンサルティングファームです。管理部門以外は社内に個人デスクを持たないのも特徴的で、高年収ですがハイパフォーマンスが求められます。
デロイトトーマツコンサルティング 旧会計監査法人を源流としたマネジメントコンサルティングのリーディングファームで、クロスボーダー案件にも対応しています。外資系ですが、退職金制度など日系企業の特徴も併せ持ちます。
プライスウォーターハウスクーパース コンサルティング部門とM&Aなどディールアドバイザリー部門を併せ持つ、世界最大級の総合ファーム。アジアにも注力し、海外との人材の交流も活発で人材の短期交換プログラムなども。

外資系への転職では金融会社のIT部門も人気が高い

エンジニアなどIT人材は、外資系IT企業だけでなく外資系金融への転職も可能です。外資系金融会社は他の業種よりも、日本企業との年収格差が大きく、高報酬・年収アップが狙えます。金融は専門業界でもありますし、キャリアアップの意味でも人気です。

ただし競争率も高い転職先で、世界経済停滞の影響もあり以前に比べると募集も落ち着いてきているため、ハードル高めです。

高給与の外資系IT求人を見つけるには

外資系求人の多くは非公開求人で、公開型の転職サイトには求人がありません。採用コストを下げ、一定の条件をクリアした人しか応募できないように非公開求人になっています。外資系に強い転職エージェントから、求人を紹介してもらうのが一番です。

リクルートエージェント

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JACリクルートメント

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外資系のIT企業に転職をするメリット・デメリット

外資系IT企業に転職するメリット

IT業界の将来性と最新テクノロジーに触れられる

ITは現在の社会とは切っても切り離す事ができません。今後も引き続き成長が期待される業界です。外資系IT企業では、海外で生み出される新しいテクノロジーにいち早く触れることができるのもメリットです。

自分のための時間の確保が可能

オン・オフがはっきりしていて、プライベートを大切に休日や長期休暇も可能です。
遊び心や自由なコミュニケーションは新しい発想を生むとして、例えばGoogleは一日の就業時間の20%は自由に自分のやりたいことに使えます。

チャンスは平等

実力主義なので、年次に関係なくチャンスが与えられます。男女、年齢の違いによる仕事のへ影響を受けにくいのもメリットで、上下関係がフラットなのも特徴です。

報酬(給料)が高い

人材の流動性も高く、拡大するIT業界では途切れることなく人材募集を行っています。
外資系IT企業はもともとのベース給も高く、平均年収も高いですが、さらに高い報酬を提示してでも優秀な人材を確保したいと考えています。

外資系IT企業に転職するデメリット

安定性に欠ける

成果に対してシビアで営業職は特にノルマが厳しく、成果がでなければ即解雇です。
ワークライフバランスが浸透しているのでオンとオフが明確ですが、高い生産性を求められ、結果が伴わなければ長時間労働になるケースもあります。

継続的な向上心が求められる

日々進化するIT技術への対応力、対応スピードが必要です。
常に自分自身のスキルアップが必須で、努力し続ける向上心が無ければついていけません。

自立心が無いと淘汰されかねない

日本企業には人を育てる、社員は家族で助け合うという風土がありますが、外資系では会社が手取り足取りサポートしてくれる文化はありません。
自分でなんとかしようと取り組む必要があり、自立意識を強く持っていないとつぶれます。

周囲の環境の変化が激しい

外資系企業では、ある日突然トップが交代することも多々あり、ウマが合う上司と仕事を続けられるとは限りません。会社が日本から撤退する可能性もあり、リスクは高いです。
激しく変わる周りの環境への高い適応力が求められます。

まとめ

人気の外資系IT企業に転職するために必要な条件は、以下の4つです。

①年齢が若いこと
②親和性の高い職務経歴
③相手を動かす能力
④日本の市場、文化への応用力

IT業界の勢力マップや人気企業も、新旧大きく入れ替わっています。
人気の高い外資系IT企業への転職なら、専門性の高いキャリアカウンセリングと転職支援が必須です。
転職エージェントを上手に利用して、外資系IT転職を成功させましょう。