今は別の仕事をしているけれど、やっぱりクルマが好き。自動車業界の仕事内容や年収未経験から自動車業界に転職する方法失敗しない転職先の選び方について紹介します。

自動車業界に興味がある方は参考にしてください。

自動車業界の仕事内容・年収・将来性は?

車体メーカーと部品メーカーがある

自動車業界は日本の産業を代表する存在です。自動車を作り販売する仕事で、企業は大きく分けて車体メーカーと部品メーカーがあります。知名度が高いのは車体メーカーですが、部品メーカーにも世界シェアを誇る大企業が国内に数多く存在します。

高めの年収が人気の秘密

新卒・転職を問わず自動車業界に人気があるのは、年収の水準が高めだからです。サラリーマンの平均年収が420万円なのに対して、日本トップ企業のトヨタは約850万円、自動車業界全体では約700万円の平均年収です。福利厚生や手当も充実しています。

しっかり休日がとれる

自動車業界は、工場が稼働する日を元に作られた業界独自のカレンダーで動いている企業が多いのが特徴です。祝日は休みではないことがありますが、しっかりと連休をとって休むことができます。

また自動車業界は組合活動もさかんで、労働環境が組合でしっかり守られているところも人気の一因となっています。

変革期を迎えた自動車業界

気になる自動車業界の将来性ですが、業界は今変革の時期を迎えています。自動車の国内シェアはほぼ頭打ちになっていて、自動車業界の多くの企業が発展途上国に目を向けて、シェアの拡大をはかっています。グローバル展開がうまくでき、軌道にのせられるかどうかで、これから企業の明暗が大きく別れることが予想されます。

自動車業界は技術面でも大きな変化を迎え、燃料改革の正念場といえます。電気自動車の研究・開発に、どの企業も大量のエンジニアと開発資金を投入し、競争に打ち勝てる新商品の開発にしのぎをけずっています。

未経験から自動車業界に転職する方法

求められるスキルは職種によって異なる

自動車業界の職種は幅広くありますが、大きく分けると技術職事務職に分かれています。新商品を生み出す研究・開発を支える技術職は理系の大学・大学院卒業生から採用を行います。自動車業界でエンジニア不足は深刻な問題で、他業種でもエンジニアとして働いたキャリアがあれば、転職できる可能性があります。

企画・販促、経営企画、人事・総務、経理といった事務職は業界未経験からの転職者を広く受け入れています。ですが経理や総務の事務は派遣会社に外注している割合が高いので、企業規模からみた一般事務担当の正社員の採用は非常に少なくなっています。

技術職以外は資格よりこれまでのキャリア

自動車業界で働くために必要な資格ですが、開発や設計といった専門職は、職種に応じてCAD利用技術者資格などの資格が必要です。事務関係の職種に必要な資格はなく、これまでの社会人経験でどのようなキャリアを積んだのか、それを活かして企業にどのように貢献できるかを採用の場で確認されます。

やや体育会系ノリで若いうちの転職が有利

自動車業界の全体の体質は、若干縦社会が強く体育会系ノリの側面があります。特に未経験者は体力があり明朗な感じの人材が好まれますので、できれば20代、若いうちの転職の方が有利です。

グローバルに対応する人材をアピール

自動車業界で未経験でも採用されるコツですが、どの企業もグローバルに対応できる人材を欲しがっています。語学が堪能でTOEICの高得点を持っている海外転勤が可能である、などをアピールすると採用の可能性が高まります。変革期に貢献できる人材であることを上手くアピールしましょう。

未経験から自動車業界に転職、失敗しない転職先の選び方

選んではいけない求人の見分け方

親会社にいいなりの下請け会社

自動車業界は、ナショナル企業の下に下請け・孫請けの中小企業が多数存在するピラミッドのような構造になっています。下請けの企業が、親会社から仕事をもらうために、製品の大幅値引きを強いられたり、納期を急がされたり、無理難題を押し付けられる「下請けいじめ」が問題になっています。

親会社に言いなりの関連企業に入社してしまうと給料が労働内容に見合わない労働時間が長時間に及ぶなど働き方に大きく影響しますので、「知名度のある企業の関連会社だから」という理由だけでの応募は控えた方がよいでしょう。

隠蔽体質の企業

自動車メーカーの中には、過去にデーター改ざんやリコール隠しを行い、組織ぐるみで隠ぺい工作を行った企業がありました。こうした不正が発覚すると、ブランドイメージが失墜し、経営状態の悪化はまぬがれません。

人命にかかわる製品をつくる産業で、組織ぐるみで隠ぺいがまかり通る企業は、風通しが悪く、正当な意見が通らない旧態依然の企業であることが多いので、社内の雰囲気を確認して応募することが大切です。

おすすめの自動車業界求人は優良部品メーカー

自動車業界では、企業の人気は知名度のある車体メーカーに集中しがちですが、国内に優良な部品メーカーがたくさんあります。車体メーカーほど倍率が高くなく、やりがいや待遇ともに安定していて働きやすい企業にアプローチできるように、転職前に入念や業界研究をしておきましょう。

未経験OKかつ条件の良い自動車業界の求人を見つける方法

ハローワークや求人サイトでは、未経験で応募できる条件の良い優良求人を見つけるのは困難です。転職者を対象とする求人は多いため、転職エージェントに登録することで、好条件の非公開求人を紹介してもらうことができます。

転職エージェントに登録すると、キャリアコンサルタントに求人紹介や、応募書類の添削など転職活動をサポートしてもらえるので、不利になりがちな未経験転職も上手に効率よく進めていくことができます。

業界事情に精通しているエージェント経由で転職先の内部情報を得ることができるので、応募先に職場の雰囲気を掴むことが簡単で、転職後のミスマッチを防ぐこともできます。

自動車業界に強いメイテックネクスト

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製造系エンジニアの派遣業務を行うメイテックが運営するエンジニア転職に特化したエージェントです。特に、製造系エンジニアの転職では実績No.1で、その分野の転職希望者は必ず登録すべきエージェントと言われています。

エンジニア求人の中には大手自動車メーカーや優良自動車部品メーカーが含まれています自動車業界に詳しいエージェントが在籍しており、企業の採用動向を踏まえて転職者に転職活動のアドバイスを行なっています。未経験からの転職ノウハウも教えてもらうことができます。

企業側にも「エンジニアの中途採用はメイテックネクスト」と認識されているので、エンジニアの求人が集まりやすいです。

幅広い年齢(20代後半〜50代まで)の転職をサポートしていて、キャリアアップ、年収アップも希望に沿った理想の転職の成功を支援しています。
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まとめ

自動車業界は、高い年収労働環境の安定という点で人気の転職先ですが、現在はグローバル化や燃料改革などの変革の時期を迎えています。

研究開発職の場合、理系の大学・大学院をでて、エンジニア職などのキャリアがある人が採用の対象ですが、事務職は特に必要な資格はありません。語学堪能などグローバル化に対応できる人材が求められています。

事前に職場の雰囲気や労働環境をチェックしておくことが、転職後のミスマッチ防止につながります。企業の知名度だけで応募を決めずに、転職エージェントを利用して、働きやすく仕事にやりがいを感じられる職場への転職を叶えましょう。