2020年ごろから「DX」という言葉がしばしば見られるようになりました。企業競争力強化のために注目されている領域です。加えて2020年からコロナ禍が続き、働き方やライフスタイルが変化しました。リモートワークの普及やe-コマース・ゲーム、クラウドサービスの利用者が急増しました。
その結果、DXの認知度は一気にアップしました。DX関連の人材は今後も高止まりの状況になるだろうと見込まれています。
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デジタルトランスフォーメーション（DX）関連の転職動向
そもそもDXについてなんとなく知っているけれども、具体的にはどのようなものかわからないという人もいるでしょう。経済産業省が2018年に「デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン」を発表しました。その中でDXの定義を明確化しました。
その中で「データとデジタル技術を活用して製品やサービス、ひいてはビジネスモデルを変革し、業務や企業文化を変革し、競争力をつけること」としています。デジタル変革するためのものであれば、なんでもDXに基本含まれます。ですからデジタルトランスフォーメーション（DX）関連の転職動向といっても、いろいろな業種や職種が考えられます。
コロナ禍で注目されるe-コマース
デジタルトランスフォーメーション（DX）関連の転職動向の中でも特に注目されているのが、e-コマースです。特にコロナ禍後に注目されている領域です。コロナ禍によって、自粛生活・不要不急の外出を控える動きが出てきています。2020年にはかなり人の動きが抑制されました。
2022年10月現在、ウィズコロナということが言われるようになって、2年前と比較するとそこまで人流の抑制は行われなくなりました。しかし感染拡大すると旅行などを控える動きがみられるのもまた事実です。
コロナ禍で感染対策として、できるだけ外出したくないという人もいまだに少なくありません。ショッピングしたいけれども、外出してお客さんで密になっているところに行くのはちょっと…という人もいるでしょう。そのような人の間で人気になっているのが、e-コマースです。
ネットで注文して、商品が自宅に届くシステムのe-コマースであれば、人との接触を必要最小限にとどめることができます。実店舗での販売がコロナ禍で思わしくなくなったので既存のECサイトにより一層力を入れる、今まで手を付けてこなかったe-コマースに着手する企業も増えています。
アパレル・ファッション業界のe-コマース
特に顕著なのが、アパレル業界です。アパレル・ファッション業界における2020年4〜9月のEC関連の求人件数は、昨年同期と比較して、実に110％超も増加したと言います。外注するのではなく、自社でサイトを作成するところも増えてきているといいます。
Webディレクターやエンジニア、デザイナーだけでなく、物流やマーケティング関連の求人なども見受けられます。
コロナ禍で堅調に成長しているゲーム業界
コロナ禍の中でデジタルトランスフォーメーション（DX）関連の転職動向で注目されている業界に、ゲーム業界もあります。コロナ禍によって多くの業界がダメージを受けている中でも、ゲーム会は堅調に業績を伸ばしているところも少なくありません。
これまでゲーム業界は不安定な世界と言われていたのですが、ここにきて基盤が安定してきています。強固になった土台の上で今後も成長が見込まれるということで注目されています。
コロナ禍で外出自粛する動きが広まったことで、巣ごもり時間を過ごすことになり、この時ゲームをする人が増えました。スマホゲームやクラウドゲーム、ソーシャルゲームなどいろいろな楽しみ方が紹介されました。その結果、多くのゲーム会社が業績を伸ばしたといいます。
オンラインゲームが人気
特に「あつまれどうぶつの森」に代表されるように、ゲームを介してオンライン上でコミュニケーションをとれるようなゲームが人気を集めました。このようなオンライン上でコミュニケーションできるようなゲームは今後ますます増え、人気を集める可能性が高いです。
ゲーム業界に転職しようと思っているのであれば、今はいい流れといえます。その中でも今後キーワードになる領域がいくつかあります。ゲーム業界での転職を検討しているのであれば、以下で紹介するワードを意識してみるといいです。まずはクラウドゲームです。
クラウドゲームに注目
2019年ごろからアメリカのいわゆるGAFAが、本格的にクラウドゲーム業界に進出しています。ストリーミングの遅延など課題もありますが、5Gが普及することで、遅延の問題も解決できるのではないかとみられています。
サブスクサービスを利用している人も多いでしょう。サブスクはいろいろなジャンルに進出していますが、ゲーム業界もその中の一つです。だいたい月額500〜600円で100以上のゲームが遊び放題といったサービスも出てきており、2020年以降に増加しています。
AppleやGoogleのような既存の会社以外にも、スタートアップ企業も参入しています。もしゲーム業界で今後活躍したいと思っているのであれば、サブスクサービスを提供する企業への転職を検討してみるといいでしょう。
動画配信の求人も増加傾向
コロナ禍でゲーム業界が好調な背景の一つに、ゲーム実況動画もあります。自粛生活を送っている中で、動画視聴している人も多くなりました。その中でもゲーム実況動画が人気コンテンツになり、ゲーム実況動画を見たのをきっかけに、そのゲームを購入するというユーザーも少なくありません。家庭用ゲーム市場が伸びた原因の一つと言われています。
このような動画配信もコロナ禍の中で、活性化された領域の一つです。YouTubeをはじめとして、誰もが手軽に動画を見られるようになったのも背景の一つなります。しかも動画の合間に動画広告を挿入するスタイルも一般的になりました。既存のネット広告の場合、すぐに閉じられてしまう、スクロールされてしまうこともしばしばでしたが、動画広告はストーリー性があるので、つい見ってしまう人も多いです。
「泣ける動画広告」など話題になったコンテンツも過去にいくつかあったほどです。企業もその傾向を敏感に感じ取っていて、動画制作しプロモーションツールとして活用したいと思っている企業も増えています。
コスパがいいのも魅力です。テレビCMの場合、どうしても莫大な費用がかかります。しかし動画配信であれば、個人でも専用のソフトなどのデバイスがそろっていれば制作や編集も可能です。動画制作会社に依頼したとしても、テレビCMと比較すればそこまでコストもかからないでしょう。
動画配信できる機会も増えてきています。YouTubeのような動画投稿サイトだけでなく、SNS、無料ゲームやアプリなどさまざまな配信方法が用意されています。もし動画制作の実績があれば、動画配信サービス会社への就職や転職を検討してみるといいでしょう。
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まとめ
DXはコロナ禍の中で、にわかに脚光を浴び始めた領域です。しかしコロナ禍が収まってもライフスタイルが変化したので、今後も高い需要で推移するとみられています。
ITやデジタル方面で今後キャリアアップしていきたいと思っているのであれば、DXは要チェックの項目といえます。ここで紹介したe-コマースやゲーム、動画配信のジャンルも給仕が活発に出ている状況です。売り手市場なので、今のうちに求人情報を収集してみてはいかがですか？
