現在、貿易事務として働いているけれど、業務の幅が広すぎ・残業多すぎでもう辞めたい!と思っていませんか?
貿易事務の仕事は、どこで働くかによって、かなり業務負担、労働環境に差があるため、ブラック企業で働いている貿易事務の人は、転職したい!と強く思ってしまいますよね。
この記事では、貿易事務からの異業種転職が可能な転職先や、年収を下げずに異業種に転職する方法について紹介します。
貿易事務はスッパリ辞めて、まったく新しい世界で活躍したいと思っている人は必見です!
貿易事務を辞めたい理由は?
事務職なのに残業が多すぎる
基本的に事務職は残業がない、少ないということがメリットの職種のはずで、そのつもりで貿易事務になった人は、実際の残業の多さにうんざりしていることが多いものです。
貿易事務では少なくとも月に15~30時間の残業はつきもので、その他にも急な案件があれば対応したり、時差によって締日周辺は終電ギリギリという人もいます。
営業との連携がうまくいかない
貿易事務は、関係各所との連携が仕事の中心となることもあるくらい、調整業務のための連携は必須です。
でも、特に貿易事務経験者からの声で多いのが、「営業が事務を下に見てきてコミュニケーションがとれない(とりたくない)」というものです。
仕事に私情を挟むのはよくないとは分かっていても、事務というだけで見下されては連携もとれず、仕事にも支障が出てきて、辞めたい…と思ってしまう人が多いのです。
総務も兼任で雑用もこなすのが辛い
普通は貿易事務の場合、貿易事務に関する業務のみに専念するものですが、企業の規模が大きくないと、総務などの他の事務も兼任になっていることがあります。
最初は貿易事務で採用されても、知らないうちに蛍光灯を取り替えたり、社内行事を仕切ったり、挙句の果てに社員の弁当手配までまかされ…。
貿易事務がやりたくて入社したのに、雑務ばかりで本業に取り組む時間が短くなれば当然残業が発生するわけですから、本末転倒だ!という怒りから辞めたくなってしまうのです。
他国との時差や国民性
他国との取引で重要なのが時差の存在です。
時差があって相手国の勤務開始を待つための残業も普通にあります。
相手のレスポンスを待っていたら、残業決定…なんてこともあり、ムダな時間を社内で過ごすこともザラです。
また、文化などの違いから取引相手とトラブルに巻き込まれることもあります。
知らずにスラングを使用していた、挨拶のタイミングを間違えた、文書の文末に書くべきことを書かなかった…など、国民性の違いについていけずに辞めたいと思う人もいます。
自然災害、社会現象に影響される
海外への輸出入を行う際、天候や内戦などの社会現象などが大きく影響してきます。
突然の竜巻、突然の国内テロなどの影響で輸送機関が止まれば、それだけ仕事も進まないのです。
テロが起これば輸送もストップするだけではなく、契約取引自体が消滅して宙に浮いた商品の処理なども行う必要があります。
地震、台風、津波、テロ、内戦などはこちらでコントロールできるものではないため、なすすべなくただ待機するだけの残業が増えると、何のための仕事か分からなくなって辞めたくなる人もいます。
貿易事務から異業種に転職、おすすめの転職先は?
海外営業
貿易事務では、英語のライティング、スピーキング、リーディングと、バランスのよい英語力が求められます。
そのスキルを活かせるのが、海外営業です。
営業では貿易事務にも必須のコミュニケーション能力が重宝され、なおかつ英語力も活かせることがポイントです。
また、間接部門の貿易事務よりも、直接部門の営業の方が確実に年収もアップしますから、収入アップを狙う人にもおすすめの転職先です。
大手企業の総務事務
総務事務と貿易事務を兼任しても貿易事務分の給与しか発生しない…。
それなのに残業が多い…ということで悩んでいる場合、いっそのこと総務事務一本に切り替えるという方法があります。
総務事務とはいえ、大手企業なら中小企業の貿易事務に匹敵する年収が実現でき、福利厚生もバッチリ整っているので、最終的な手取りは大手企業の総務のほうが多いのです。
しかも総務事務は残業が少ない事務職ですから、貿易事務のように毎晩遅くまでの残業に悩まされる心配もありません。
国内企業のバイヤー
バイヤーは、商品の買い付けを行う仕事ですが、国外での買い付けもあることから、外国語のスキルが高い人は重宝されます。
アパレルから食品、電化製品まで、商品を買い付けて小売店に卸すのが仕事です。
販売業務を経験してからバイヤーになるケースが多いのですが、販売業務でもメーカーとの連絡調整が必須のバイヤーでも、貿易事務で培ってきたコミュニケーション能力を活かすことができます。
貿易事務から異業種転職で年収を下げないために
現在の年収を維持したまま異業種転職するためには、キャリアと求人のマッチングが最も重要です。
今までの経験やスキルと、転職先が求める条件がマッチしてないと、単なる未経験転職と見なされ、年収が大幅にダウンする人もいるので要注意です。
せっかくの転職で年収ダウンを防ぐためにも、求人サイトなどで自力で探すのではなく、転職エージェントのキャリアカウンセリングを受けて、自分のキャリアにマッチする求人を紹介してもらう方が安全です。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、転職成功実績のランキングナンバーワンの転職エージェントです。
実績豊富な転職エージェントが、業界最多の非公開求人から、貿易事務からでも転職可能な異業種の求人を紹介し、応募書類の添削に至るまで手厚くサポートしてくれます。
また、応募書類を送付した後も、エージェントのキャリアアドバイザーが応募先に推薦してくれるため、転職成功率がさらにアップします。
非公開求人には高収入かつ希少価値の高い求人も含まれていますから、タイミングがよければ年収維持どころか年収アップを実現できる求人が見つかります。
拠点も全国主要都市に19箇所あり全国を網羅しており、転職サポートの流れもスピーディーなので、今すぐ転職したい人も頼りになります。土日の相談が可能なのも利用しやすいです。
世界最大級60年の実績ハイクラスエージェント ランスタッド
オランダで創業した世界最大級の総合人材会社でグローバルに60年間、毎年約20万人の転職サポート実績をもつランスタッド。外資系ユニコーンから大手企業に強い求人は、貿易・物流・倉庫の周辺が揃っています。
希望の求人がなければ、企業を徹底的にリサーチして新たな求人を創出してくれるというオリジナリティもあり、キャリアやスキルに自信がある人ならぜひ登録しておきたい転職エージェントです。
※日本国内でも急拡大中で北海道から九州まで全国各地に117拠点があります。
※マネジメント経験を生かしたい20代後半〜50代までおすすめです。
Spring転職エージェント(アデコ)
アデコは世界60か国で活躍する人材サービス業のスペシャリストです。アデコ自体はSpring転職エージェントとしてそのグローバル展開を得意とした、大手外資系企業に強い転職エージェントといえます。また、大手特有の豊富なキャリアを武器に、管理部門の職種にも強みがあります。
Spring転職エージェントは全国展開しており、地方の応募者にも活用することが可能といえます。また、アデコは大手企業に人材派遣を行っているという点から、大企業に付き合いと信頼感があり、初めて転職エージェントを利用する応募者にも安心感が与えられることは間違いありません。
転職活動に辛さを感じている人も、その理由や背景について、コンサルタントが一緒になって考えてくれるため、辛さを共有し克服するために、採用されやすい新しい求人を提示したり、応募書類の添削などを行ってくれます。
※20代〜40代で、一都三県、東海地方、関西地方の転職者限定です。
事務職の転職におすすめの転職エージェント・転職サイト16社を比較してランキング形式で紹介しています。事務職として年収アップ転職したい人、事務職から異業種転職したい人、未経験で事務職に転職したい人それぞれおすすめの転職エージェントを紹介します。
まとめ
貿易事務を辞めて異業種に転職するためには、貿易事務の経験を活かして有利に転職できる以下のような求人を探してみましょう。
・英語力が活かせる海外営業
・福利厚生がしっかりしている大手企業の総務事務
・英語力が活かせて、なおかつ仕事の裁量が大きな国内企業のバイヤー
転職エージェントでは、キャリアと求人のマッチングを行ってくれるだけではなく、応募書類の添削や面接対策まで転職支援サービスを無料で受けることができます。
貿易事務で辛い思いをしながらも身に着けてきたスキル・経験を活かして、エージェントに年収アップが実現できる求人を紹介してもらいましょう。