「第二新卒で転職したいけど、転職活動は初めてだから分からないことが多い」、「転職エージェントを利用したいけど、未経験職種への転職もサポートしてくれる?」
ここでは、第二新卒の転職エージェントの選び方を紹介します。第二新卒専門エージェントより大手のエージェントを選んだ方がいい理由や、おすすめの転職エージェントとその特色についても解説するので、参考にしてみてください。
20代におすすめ転職エージェント22選!未経験・年収アップ・女性向けなど目的別まとめ
- 職種
- オールマイティー
- 公開求人数
- 200,034件
- 対応地域
- 全国
- おすすめ年代
- 20代~
第二新卒におすすめの転職エージェント
ハタラクティブ
ハタラクティブは20代に特化した、正社員を目指すための転職エージェントです。特に現在フリーターの人や、既卒の人にとって非常におすすめの転職エージェントです。
関東、関西、中部、九州エリアの未経験OKの正社員求人案件を常に2300件以上保有しており、既卒者向けとしては成功率トップの最大手です。既卒からでも、上場企業や優良大企業への就職を目指せます。
転職というと、社会人として働いてた経験を生かして仕事を変えるというのが一般的なので、アルバイトの経験は生かせない場合がほとんどです。他の転職エージェントでは社会人としての職歴がない人は、サポートを断られることもあります。しかし、ハタラクティブを利用した転職活動ではアルバイト経験や学生の頃の経験を評価してもらえます。
※カウンセリング場所:渋谷支店、立川支店、池袋支店、秋葉原支店、横浜支店、さいたま支店、名古屋支店、大阪支店、福岡支店、千葉支店、神戸支店
※登録後0120-979-185より電話連絡があります。※オンライン面談可能です。
面接対策もばっちりリクルートエージェント
リクルートエージェントは日本最大の転職エージェントで、第二新卒の転職支援を数多く手がけ、実績のある転職サービスです。企業からも信頼が厚く、リクルートエージェントに登録すると大手企業の非公開求人に応募することができます。
ひとりひとりに専任のアドバイザーがつき、キャリアカウンセリングや、応募書類のチェック・面接対策などの転職サービスを受けることができます。リクルートエージェント経由で応募すると結果のフィードバックをもらえるので、企業からの評価を今後の転職活動に役立てる事ができます。
拠点も全国主要都市に19箇所あり全国を網羅しており、土日の相談が可能なのも有難いですね。
若者専用 マイナビジョブ20’s
マイナビエージェントと比較すると、特に20代向けに特化した転職エージェントです。大手の転職エージェントのなかでも求人の質の高さに定評があり、非公開求人には、有名企業や優良企業が数多く含まれています。
コンサルタントは業界について専門知識があり、転職者の今後のキャリアにプラスになるように転職支援を行ってくれます。転職フォローはきめ細かく、実際に利用した転職者の満足度が高い転職サービスです。
※現在、一都三県・愛知・岐阜・三重・大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀に在住の24歳〜29歳のみ受付中です。
第二新卒の転職に強いdodaエージェントサービス
大手転職エージェントのdodaでは、第二新卒の転職にも力をいれています。第二新卒専任のキャリアアドバイザーが、求職者の転職をしっかりとサポートしています。希望する求人の紹介に留まらず、これからのキャリアをどう積んでいったらよいのか、自分にあった職場環境はどんなところかなど、初めての転職で分からないことや不安なことを相談できます。
北海道から九州まで全国10箇所に拠点があり地方の求人も豊富で、各地で転職セミナー&転職相談会を多数開催しています。(オンラインセミナーあり)
必ず面談してくれるSpring転職エージェント(アデコ)
世界人材シェアNo.1のアデコが運営する、外資系転職エージェントです。世界中に約5100拠点を持っているネットワークが大きな強みといえます。これまでの経験の有無にかかわらず必ず面談してくれるエージェントなので未経験転職に最適です。専門分野に通じたコンサルタントが少数の求職者を担当するため手厚いサポートが受けられます。
キャリアコンサルタントが企業と求職者どちらも担当するため、他では聞けない選考通過のポイントを聞けるのもメリットです。転職サポートに期限がないので、ブラック求人につかまるリスクを軽減できます。目先の求人に手を出すことなく、じっくり転職活動を進めたい人におすすめの転職エージェントです。
※40代まで、一都三県、東海地方、関西地方の転職者限定です。
DYM就職
DYM就職は、第二新卒や既卒といった、若年層の転職に特化した転職サポートエージェントです。企業との強いパイプがあるからこそ、実際の面接の傾向や頻出質問などを熟知しており、「面接で自信がない」と不安な方にもおすすめです。
また、DYM就職では書類選考なしで直接面接に進めるため、内定までのスピードも速いのも特徴です。担当エージェントが採用担当や社長とやり取りしているので内定率も高く、第二新卒でも充分転職できます。中には最短1週間程度で内定をもらえた人も!
紹介してくれる企業のなかには、研修制度が充実しているところも多数掲載されているため、スキルや経験に自信がない方やまったくの未経験への異職種転職を考えている人でも安心です。
さらにDYM就職では、定期的に求職者向けのマッチングイベントを開催しており転職のノウハウなどについて教えてもらえます。オンラインでも参加ができるので、地方住みの方もぜひ利用してみてくださいね。
type就職エージェント
type転職エージェントも、第二新卒を含めた20代の若手転職に強い追手の転職エージェントです。20年にわたって転職サポートをおこなってきた実績やノウハウがあるので、「第二新卒で転職したいけど、何から始めたらいいかわからない」といった人は登録しておくといいでしょう。
実際type転職エージェントを利用した人の満足度は高く、無料でキャリアカウンセリングから書類添削、面接対策、退職交渉まで一貫してサポートしてくれます。
求人数も非公開求人と含めて約20,000件以上あり、あらゆる職種を取り扱っているのでたくさんの選択肢から選べるのも魅力です。転職を機に年収アップを目指す方はぜひチェックしてみてください。
パソナキャリア
パソナキャリアは、業界ごとに専任のキャリアアドバイザーが付く、第二新卒におすすめの転職エージェントです。女性の転職サポートも充実しており、オリコン顧客満足度調査でも転職エージェント総合で第1位を獲得した実績もあります。
非公開求人や独占求人の取り扱いも多く、非公開求人のおおよそ60%はハイクラス求人なのも魅力です。第二新卒でキャリアやスキルに自信がないけれど、年収アップや長期的なキャリアアップを目指す人にはおすすめです。
またパソナキャリアではエージェントの質が高いといった評価もあります。迅速なレスポンスや的確なアドバイスが受けられるため、「とにかく早く転職したい」「第二新卒で未経験だけど転職なんてできるの?」と不安な方も安心できるはずです。
就職Shop
就職Shopは、第二新卒や未経験からの転職を目指す人を積極的に採用している企業を紹介してくれる転職エージェントです。もともと若手を募集している企業しか取り扱っていないので、内定しやすいのもうれしいポイントです。
就職Shopの利用者の約90%は20代だといわれており、内定者の80%は社会人経験1年未満の若手なのでスキルや実績がない方も安心して利用できます。
就職Shopに掲載されている求人は100%直接スタッフが訪問しているため、ほかの転職サイトではわからない労働環境や実際の職場の雰囲気、教育体制の有無などについて詳しい情報を得られます。入社後のミスマッチもないので、転職を繰りかえす心配もありません。
また、なかには書類審査が免除される求人もあるため、これまで書類選考でよく落とされた方も内定獲得のチャンスが用意されています。
就職Shopは地方にも拠点があるので、地方在住者や転職を機にUターン・Iターンを考えている第二新卒の方にもおすすめです。「ほかの転職サイトではなかなか求人が見つからなかった」「プロのアドバイスを受けて、自分の強みやアピールポイントを知りたい」方は登録してみて下さい。
いい就職.com
いい就職ドットコムは、「20代の挑戦を応援する」をキャッチコピーにしたブラッシュアップ・ジャパン株式会社が運営する転職サービスとです。
第二新卒者や既卒者を正社員として採用したい企業を5,000社以上掲載しているので、第二新卒者と企業のマッチング率も高めです。主な職種としては営業系や管理系、技術系などが多く、業界としては商社やメーカー、IT関連を多く取り扱っています。
またいい就職ドットコムに載っている求人は厳しい基準をパスした企業しかないのも魅力です。たとえば「離職率の高い業界や企業」「非正規雇用求人」「若手向きではない求人」などは掲載していないので、早期退職者も低め。直接スタッフが足を運んで調査しているので、企業からも求職者からも絶大な信頼を得ています。
第二新卒者向けに書類添削や模擬面接、スキルアップなどをサポートする就職支援も充実しているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
第二新卒neo
第二新卒neoは第二新卒だけではなく、20代の既卒や高卒、中卒、フリーターにも対応した、スキルや学歴に自信がない方におすすめのエージェントです。
おもに取り扱っている業界は、ITや通信、サービス系、メーカー、小売り業、職種については営業や事務、エンジニア、販売などがあり、全国に対応しています。
また第二新卒neoはサポートの手厚さにも定評があり、面接対策は1社ごとにやってくれるため、より人事に響くアピールや志望動機などを固められます。模擬面接などもあるため、面接に自信がない方も安心して利用できます。
内定後も社会人として必要な知識やマナーをレクチャーしてくれるため、社会人経験がほとんどない方にも対応しています。ただし、対象者は19歳~29歳で30歳以降は断られる可能性があるため注意が必要です。
リクナビNEXT
中途採用の求人が多い印象のリクナビNEXTですが、リクナビNEXTは第二新卒向きの求人も多数掲載されています。主に全体の2割ほどが第二新卒向きで、女性が活躍できる職場もたくさん載っているので安心です。
また第二新卒向けの求人検索では、「向いている人」と「向いていない人」の特徴やタイプが書かれているので、自分に合った企業が見つかりやすいと評判です。さらにリクナビNEXTでは、第二新卒向けのコラム記事なども掲載されており、「第二新卒は何を求められているのか」「選考突破のコツ」など有益な情報が得られます。
リクナビNEXTでは全国各地で「好きなまちで働く転職フェア」が開催されています。参加者の9割は20代~30代で、リアルな転職市場を知れるので興味のある方はぜひチェックしてみてください。
Re就活
Re就活は、入社3年以内の早期転職者や第二新卒専門の転職エージェントです。基本的には、「未経験でもOK」の求人なので、ポテンシャル採用であることもうれしいポイントです。
さらにRe就活では、「プラチナスカウト」と呼ばれる機能があり、自分の情報を登録しておくだけで企業側から直接連絡をしてくれるので自分の市場価値を知りたい方や効率的に転職活動したい方にはおすすめです。
ほかにもRe就活では「転職博」と呼ばれるイベントも定期的に開催されており、約4,500社の企業が参加しており、平均1日で3社の面談を受けることもできます。実際に参加者の90%程度の求職者が選考に進んでいるので、より多くの企業と出会いたい人は参加してみてください。
Green
Greenは第二新卒専門というわけではありませんが、20代~30代と比較的若手の転職に向いている転職サイトです。おもにIT・WEB関連の業界において業界最大級の求人数を取り扱っています。職種としては、エンジニアやWEBデザイナー、WEBマーケター、WEBライターなどの求人が多い印象です。
一見、上記の職種は即戦力としてのスキルや経験が必要になるケースが多いですが、Greenでは未経験でも応募できる求人多く掲載されているので第二新卒の方でも安心です。
またGreenでは「スカウト機能」が充実しており、企業から直接スカウトメールが届く仕組みになっているので、「どんな業界や職種を目指そうか迷っている」方でもたくさんの企業と出会えます。
Greenはハイキャリアというよりも、ベンチャーやスタートアップの求人が多いため、若手が多い職場で働きたい人にはおすすめです。
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、スキルや経験が浅い20代の転職をターゲットにした転職エージェントなので、第二新卒の方にもおすすめです。大手企業とのパイプもあり、全国各地、大手企業からベンチャー企業まで幅広く対応しています。
またマイナビエージェントでは、転職支援のプロであるキャリアアドバイザーから転職サポートを受けられます。各業界や企業の求める人物像や選考のアドバイス、内定時の年収交渉まで教えてくれるので、企業と転職希望者のマッチング率が高いとの評価もあります。
マイナビエージェントは内定までのスピードも速いですが、「今すぐ転職したいわけではないけれど、今後のキャリアが不安」といった方でも登録をしておけば、情報収集や相談ができるのでぜひ利用してみてください。
5日間の就職支援講座とスピード内定 JAIC(ジェイック)
ハタラクティブ同様に20代の既卒、第二新卒、フリーターを主な対象とした就職エージェントです。約10日間の就職活動講座を受けられ、ビジネスマナーや履歴書の書き方など、就職活動だけでなく、入社後にも役立つことを幅広く学ぶことができます。そのうえで、社会人未経験の人や、ニート期間が長かった人など採用弱者と言われる人にもしっかりと企業の紹介を行っています。
※就職対応地域:札幌、東京、神奈川、埼玉、栃木、群馬、茨城、山梨、大阪、愛知、福岡、広島、岡山
※セミナー開催:東京(新宿・池袋・神保町)、横浜、大阪、名古屋、福岡、仙台、広島
※不定期開催:神戸、京都、北九州、札幌、岡山、千葉、静岡など
※35歳まで可能です。※WEB面談対応です。
第二新卒向け転職エージェント・転職サイト比較
転職サイト・エージェント | 特徴 |
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リクルートエージェント | 総合型の国内最大の転職エージェント。第二新卒の転職実績ナンバーワン。第二新卒向けの転職イベントも開催。キャリアアドバイザーが今までの経歴から「強み」を一緒に探してくれる。 |
就職Shop | 20代に向けた就職支援サービスを行っていて、新卒や第二新卒、フリーターやニートでも利用できます。未経験歓迎の求人が多く、キャリアコーディネーターが求人紹介から書類・面接対策までサポートしてくれます。 |
マイナビエージェント | 総合型の老舗中堅転職エージェント。抱えている求人の質の良さと、キャリアアドバイザーの質の高さが魅力。 ※現在20〜39歳まで関東・関西在住の方限定です。 |
type転職エージェント | 総合型の転職エージェント。領域別のキャリアアドバイザーが転職をフォローしてくれる。転職後年収アップに成功した利用者が多いのが特色。 |
doda | 第二新卒から管理職まで対応する転職サイト・転職支援サービス。求人サイトだけの利用もできるが、エージェントのフォローも希望すると無料で受けられる。中途採用者向けの大型転職イベントも開催している。 |
パソナキャリア | 老舗大手転職エージェント。パソナ独占の優良求人が多いのが特徴。業界の知識を持つ専任のキャリアアドバイザーが転職フォローをおこなう。 ※現在24〜45歳程度で関東・関西・東海在住の方限定です。 |
マイナビジョブ20’s | マイナビエージェントからうまれた「20代・第二新卒専門」の転職支援サービス。就業経験のある第二新卒のセールスポイントの分析や、面接トレーニング、レジュメ指導に力を入れている。 ※現在20〜29歳まで関東・関西在住の方限定です。 |
いい就職.com | 第二新卒・既卒者に特化した就職サイト。待遇や労働環境の面で独自の基準をクリアした企業の求人のみを扱う。 |
第二新卒エージェントneo | 既卒・フリーター・第二新卒向けの転職支援サイト。東京と大阪に拠点がある。企業面接を受けるとフィードバックがもらえる。 |
リクナビNEXT | 国内最大の転職サイト。全国の大手・優良求人を多数扱う。匿名で経歴とスキルを登録することで利用できるスカウト機能がある。 |
Re就活 | 第二新卒を筆頭とする20代のための転職サイト。キャリアチェンジを考える転職者を積極的に受け入れる企業の求人多数。スカウト機能あり。 |
転職活動を始めて3週間で内定を獲得&年収アップ転職に成功した著者が、実際に使った転職エージェントと転職サイトを紹介します。最速で内定を獲得するための転職エージェントの活用方法も解説しますので、これから転職活動を始める人は参考にしてください。
第二新卒の転職事情
「スキルも経験もない第二新卒なんて転職できるの?」と不安な方もたくさんいるのではないでしょうか?第二新卒とは一般的に新卒から3年以内に転職する人のことを指し、社会人経験としてはまだまだ浅い層といったイメージがあります。
しかし第二新卒で転職する人はいまやそこまで少なくなく、むしろ将来性があることで有利に採用されやすいといった面も多いといわれています。
おもに第二新卒が企業から求められる理由には以下のものが挙げられます。
第二新卒も売り手市場
現在は、景気回復の影響もあり大手企業を中心に求人が増えています。団塊世代の大量退職による労働人口の不足も重なり、即戦力となる中途採用が増えているのです。そのため、最低限のビジネスマナーは持っていながら、これからのポテンシャルが高い第二新卒の需要や価値が高まっているのです。
近年は、第二新卒の転職に力を入れている転職エージェント増えてきています。第二新卒のブランドを有効に生かしてくれる転職エージェントを利用すればより質の高い企業へと転職できるチャンスが広がります。自分が希望する業界に強い転職エージェントを選ぶなど、エージェント選びを間違えなければこのチャンスをものにできます。
新卒に比べて教育コストがかかりにくい
第二新卒は社会人経験やスキルが不足しているとみられているものの、全くの社会人経験がない新卒と比べると、一通りのスキルは身についています。たとえば敬語やマナー、架電の仕方などは入社後の研修でやると思いますが、第二新卒として転職すれば研修が免除されることもあります。
研修なしで業務内容の説明にうつれるため、企業側としても教育コストがかからないといった面で第二新卒を積極的に採用するところも少なくありません。
第二新卒はそうした社会人経験や基本的なマナーが求められているので、転職でもひとつひとつの立ち居振る舞いや常識のある部分をアピールしてみるといいでしょう。
若手だからこそまだ業界や職種に染まっていない
転職と聞くと、スキルや経験、何かしらのポジションについていなければいけないと思いがちですが、第二新卒は染まりすぎていない部分がかえって評価されることもあります。
どうしても業界経験が長すぎると、プライドによって自分の方法や前職のやり方を通す人も少なくありません。実際企業にとっても、会社のやり方に合わせようとしない人は、「社風に合わない」「めんどくさい」とマイナスイメージにつながることも。
第二新卒ならまだ自分の方法が固まっていないので、価値観や考え方も柔軟に対応できると期待されるのです。
反対に第二新卒で面悦を受ける場合、「会社のやり方に合わなかったため辞めた」と伝えてしまうと落とされる可能性があるため要注意です。
ポテンシャルやモチベーションの高さ
第二新卒はキャリアにおいて一度失敗している分、自己分析の制度が高かったり、仕事に対する行動力の高さなどを評価されるケースもあります。早期的に見極めて行動しているからこそ、「仕事に対する考え方やモチベーションが高い」といった評価につながるのです。
もし第二新卒であれば、「〇〇がしたい!」「将来は〇〇のキャリアを積んでいきたい」といった向上心の高さをアピールするといいでしょう。
第二新卒で転職するメリット
「第二新卒から転職したらキャリアに傷がつくんじゃない?」と思う方もいるでしょうが、第二新卒で転職すれ売価のようなメリットがあります。
未経験でも採用されやすい
第二新卒から転職するメリットには、未経験業界でも気軽にジョブチェンジしやすいといったものが挙げられます。第二新卒のほとんどは20代で、特定の業務経験期間も短いのでまだ未経験からのチャレンジでも採用されやすい傾向にあります。
また、先ほども述べたように新卒と比べても研修や社会人経験があるため、「会社にもなじんでくれそう」といったプラスイメージにつながりやすいのもおすすめポイントです。
ポテンシャル採用が狙える
第二新卒では経歴が浅い分、新卒と同じくらいのポテンシャル採用が狙えるメリットがあります。スキルや実績に自信がない人こそ、転職するなら第二新卒のカードが使える時期を狙って転職活動をはじめるのがおすすめです。
ただし新卒のような「なんでもやります!」といったアピールは通用しないので、第二新卒は第二新卒でもう少し具体的な目標やキャリアプランを練り直す必要があります。
若さがアピールポイントになる
第二新卒は20代が多いからこそ、若さそのものが武器になるといったメリットがあります。やはりどの企業でも年齢が若いほど採用されやすい傾向にあるので、企業での柔軟性の高さやモチベーションの高さをアピールするといいでしょう。
一般的には中途では転職が難しいとされている企業や職種でも、第二新卒であれば採用される可能性もあるので選択肢の幅の広さもメリットです。
第二新卒で転職するデメリット
第二新卒で転職するにはさまざまなメリットがありますが、一方で気を付けるべきデメリットもあります。
早期退職のイメージを持たれやすい
第二新卒は3年以内で転職したということで、どうしてもひとつの会社で長く働いていなかったことがマイナスになる可能性もあります。実際に企業によっては「またすぐ辞められてしまうのではないか」「ストレス耐性がないのでは」といったイメージにつながるケースも少なくありません。
企業にとっても、新入社員の受け入れには教育や採用に対するコストが少なからずかかるため、早期退職は大きな損失になってしまいます。
第二新卒では「どうして前職を短期間でやめたのか」といった質問をされる場面も多いので、なるべくポジティブな理由で辞めたことや今後の具体的なキャリアビジョンについてしっかり説明できるようにしておきましょう。
ハイクラス求人に応募できないケースがある
第二新卒は新卒を比べると、社会人経験があるとされ優遇される場面もありますが、経歴やスキルがないためハイクラス求人だと要件が満たせず応募できないこともあります。
さらに同じくらいの経歴であれば、新卒の方が同時期に一括採用しやすく教育しやすいといった点で新卒の方を積極的に採用する企業もたくさんあります。
新卒を重視している企業に応募してもミスマッチで採用されない可能性が高いので、なるべく第二新卒の採用実績が多いところを紹介してもらうようにするといいでしょう。
転職する癖がつく
もちろんすべての第二新卒者に当てはまるわけではありませんが、短期で退職した人の中には転職を繰り返す傾向にあるといわれています。
転職活動を始める前はすぐに退職するのではなく、「なぜやめようと思ったのか」「次の職場に求める条件は何か」「自分に合った職場の特徴」など、転職を繰り返さないようにきちんと自己分析することが大事です。
空白期間や転職回数が多くなりすぎると、転職活動でも不利になってしまうため注意しなければいけません。
第二新卒が転職エージェント利用するメリット
第二新卒からの転職で転職サイトを利用する方も多いでしょうが、エージェントの方がより効率的に転職サポートしてくれるのでおすすめです。ここでは、第二新卒が転職エージェントを利用するメリットについてご紹介します。
外食・不動産・IT土方・・・応募したい求人が見つからない
転職先を探す方法として、手始めに転職サイトを利用する人が多いですが、第二新卒の人の多くは、リクナビネクストなどの転職サイトを見て「自分の経歴だとブラック企業しか出てこない」「ロクな求人がない」と感じているのではないでしょうか?
リクナビネクストは求人数が豊富ですが、第二新卒の人にはあまりおすすめではありません。リクナビネクストの優良求人は、社会人経験があって即戦力が見込める人向けの求人がほとんどで、第二新卒が応募できる求人は、ブラック企業ばかりになってしまうからです。
リクナビネクストで、「第二新卒」でヒットする求人はほぼ、外食産業・不動産営業・IT土方といった、ブラック企業が多い仕事です。
第二新卒の転職はサポート必須
第二新卒は社会人経験が少ないため、即戦力になれる中途採用の人と同じ土俵で戦うのは無理があります。したがって、第二新卒で転職成功するには、中途採用転職とは違った方法で転職活動を行う必要があります。
第二新卒なら、第二新卒ブランドを存分に発揮できる転職活動の方法を用いるべきです。そのためには、企業情報の提供や求人情報の確保、応募書類の添削や面接対策などのサポートが必須になります。
リクナビネクストなどの転職サイトは、サポートなしで物足りない
リクナビネクストやマイナビ転職、エン転職などの転職サイトは、個別のサポートサービスはありません。求人情報の閲覧や、転職に役立つコラムなどを読むことはできますが、あくまで自分一人で転職活動を進めていかなければなりません。
第二新卒の場合は、学生時代の就職活動とは求められるものが違うので、買い手市場の状況の中、自力だけで内定を勝ち取るのはかなり厳しいです。
第二新卒の転職は大手転職エージェントがおすすめ
第二新卒で転職成功したいなら、大手転職エージェントを利用するのがおすすめです。転職エージェントは、求人を掲載するだけの転職サイトとは別物で、転職のプロであるキャリアコンサルタントのサポートが受けられる転職支援サービスです。
ほとんどの転職エージェントは無料で利用でき、
・求職者に合った求人の紹介
・非公開求人を含めた中から優良求人を紹介
・履歴書・職務経歴書などの応募書類の添削
・企業ごとの面接対策
・企業との面接日時の調整
・年収交渉
といったサポートが受けられます。職場の雰囲気や実際の待遇など、求人票だけでは分からない、細かい企業情報も教えてもらえます。
第二新卒・既卒向けの就職支援サービスのデメリット
第二新卒や既卒向けのサイトやエージェントにはいくつか気を付けなければいけない点があります。
紹介される求人の質が低い
フリーターやニートといった社会人未経験の人にも紹介できる求人案件を中心に保有しているので、ブラック企業とはいかないまでも社会人経験がある人を対象とした転職エージェントと比べると、求人の質は低めになってしまいます。
2chでは「中卒高卒と同レベルの扱い」「20代後半で未経験職種希望だが、派遣と契約社員の求人しか出してこない」「求人の質は、正直そんな良くはないと思う」などの口コミがありました。大学を卒業し、短期間とはいえ社会人経験も積んでいる第二新卒にとっては、納得のいく求人案件が少ないのが現実です。
営業職の求人が多い
様々な業種・職種の求人案件を保有しているとはいえ、その数には偏りがあります。ハタラクティブでは紹介される案件の約4割、ジェイックでは中小企業の総合職と営業職が中心とされています。
営業職は未経験者でも採用される傾向が強く、社会人未経験の人の就職・転職活動の支援を主に行っているエージェントでは、求人案件の職種に偏りが出るのも仕方ないのかもしれません。
第二新卒ブランドを有効に使える転職エージェントを利用すべし
第二新卒には短期間ではありますが、社会人経験があります。そのため、既卒やフリーターの人は利用が難しい大手転職エージェントも含め、多くのエージェントの利用が可能になります。
一度は就職し、短いとはいえ職歴があるのですから、それを最大限に生かした転職活動を行うことが、より良い転職への近道です。多くの転職エージェントから、自分の希望に沿った質の高い求人を保有しているエージェント見極めることが大切です。
第二新卒の転職に役立つエージェントの選び方
第二新卒に対応している転職サイトやエージェントはたくさんありますが、「多すぎてどこを選べばいいかわからない」といった方も多いはずです。ここでは自分に合った転職エージェントの選び方についてポイントを解説していきます。
①求人の数と質
使える転職エージェントとは、実績と信用があり、取引企業の数が多いため、エージェントが抱えている非公開求人の数が多いのが特徴です。求人の数だけでなくひとつの求人に対しての情報量も、きちんと情報収集がされ、随時更新されているためボリュームが多く、情報が新しいという特徴があります。
大手総合型の転職エージェンであれば、第二新卒の求人の数は多くなり、転職希望者の応募選択肢は多くなります。
転職者がブラック企業に応募してしまわないように、エージェント側で労働時間や職場の雰囲気、ノルマの有無などチェックして、求人を出している会社の内情を正確に把握し、転職者に伝えてくれるかどうかを見極める必要があります。
②キャリアコンサルタントの質
第二新卒の転職をサポートしてくれるキャリアコンサルタントの質も重要です。大切なのは、第二新卒の転職を得意としていて、内定実績もあるキャリアコンサルタントに担当してもらうことです。知識豊富で経験のあるコンサルタントについてもらうと、転職の成功率がアップします。
これまでの職歴の中から一緒に、転職先に売り込めるスキルや実績を見つけ、今後のキャリアを見据えながら、能力をいかせる企業をたくさんの企業から見つけ出すコンサルタントの在籍する転職エージェントを選びたいところです。
③転職サポート内容
第二新卒の場合、履歴書や職務経歴書などの応募書類の添削、面接模擬演習など転職サポートが充実している転職エージェントを選びます。
特に第二新卒は、前の会社の転職理由について詳しく聞かれます。面接で慌てることなく、面接官を納得させてかつ好印象につなげる退職理由や志望動機を準備するためにも、書類や面接準備の手厚いサポートのあるエージェントがおすすめです。
複数の転職エージェントを併用するのが基本
転職エージェントには、リクルートエージェントやdodaのように求人数が多い大手転職エージェントと、マイナビエージェントのようにサポートが手厚い中堅エージェントがあります。
大手エージェントは求人数が多く自分に合った求人を見つけやすいというメリットがありますが、登録者数が多いために1人1人へのサポートは少ないです。
一方、中堅エージェントは1人1人にキャリアコンサルタントが担当してくれてサポートが手厚いですが、大手エージェントに比べると求人数が少ないです。
そのため、大手と中堅のエージェントを併用して利用することで、中堅エージェントのサポートを受けつつ、大手エージェントの求人に応募できるという、いいとこ取りができます。
第二新卒が転職を成功させるコツ
第二新卒は新卒やキャリアを積んだ中途採用とは異なるため、いくつかのコツがあります。ここでは、第二新卒が転職を成功させるコツについてご紹介します。
第二新卒に求められるスキルを把握する
第二新卒は新卒とは違い、社会人経験が少なからずあるため従事されるポイントもやや変わってきます。主に第二新卒が採用で重視されるポイントは以下のものが挙げられるので、あらかじめポイントを抑えておくと早期内定にもつながるでしょう。
- 基本的なビジネスマナー、社会人としての常識
- 入社へのモチベーションの高さ
- 社風を理解し自社や業界に合わせられる柔軟性
上記以外にも、自分が前職で学んだ経験や身に着けたスキル、長期的なキャリアプランなどについても聞かれるため、しっかりと自己分析をすることが大事です。
転職理由はなるべくポジティブなものにする
第二新卒からの転職の場合、「前職の給与や待遇に不満があった」「人間関係トラブルがあって辞めた」など、本当のことでもネガティブな理由だと好印象を与えられないので要注意です。
「もっとチャレンジしたいと思った」「〇〇に挑戦したい」など、モチベーションの高さがわかるような伝え方や表現を工夫するようにするといいでしょう。
キャリアアドバイザーを味方につけて優先度を上げてもらう
「とにかく早く転職したい」「初めての転職で不安」といった方は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。しかし、転職エージェントは何人かの求職者を担当しているので、いかに自分の優先度を上げてもらうかが重要です。
反対に、転職エージェントから転職意欲がないと判断されると、対応が遅くなったり、紹介される求人数か少ないといった問題が発生する可能性があります。
転職エージェントを味方につける方法は以下のものが挙げられるため意識してみて下さい。
- メールや電話などのレスポンスをこまめに返す
- 転職時期について明確に設定する(3ヶ月程度が一般的)
- 自分の希望条件や経歴について正直に話す
- 書類添削や模擬面接などを積極的に受ける
スカウト機能があるようなサイトでは待っているだけで求人が来ますが、最終的な決定や転職活動は自分から積極的に動かなければ始まりません。在職中で忙しい場合もあるでしょうが、なるべく半日~1日以内で連絡を還すように意識するといいでしょう。
まとめ
第二新卒の転職活動は、サポートが手厚い転職エージェントを利用した方が採用率が高いです。
転職エージェントを選ぶときには、求人の数と質、キャリアコンサルタントの質を見極め、転職のサポートをどれくらいしてくれるのかを確認しましょう。大手エージェントと中堅エージェントを併用すると、手厚いサポートと豊富な求人数を活用できます。
既卒向けの転職支援サービスは第二新卒者向けではないので、第二新卒ブランドを有効に使える転職エージェントを利用しましょう。