2020年はオリンピックが開催される予定の年でしたが、誰もが周知のように新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となりました。オリンピック後に転職市場は大きく変動すると見られていましたが、それどころではない変化に見舞われたわけです。
また、現在も予断を許さない状況ですし、オリンピックが本当に開催されるのかもまだ分かりません。そのため、オリンピック後の動向をどうこう言うことはできないのですが、コロナやオリンピックに関係なく、今後確実に需要が伸びるであろう業界や職種もあります。では、2021年度版のおすすめの職種には何があるのでしょうか?
2021年度版オリパラ後おすすめの業界
オリンピックの開催と関係なく、今後、転職市場で人材需要が確実に高まる業界がIT業界です。ITは今や生活のすみずみに浸透しており、たとえばインターネットがない環境は考えられなくなっています。IT関連の仕事もどんどん増えていますが、一方でそれを担う人材が十分に足りていないのが現状です。
したがって、IT業界での仕事はおすすめの職種と言えます。今はまだ知識ゼロの状態でも、これからの準備次第で良い転職ができる可能性は大いにあるでしょう。即戦力とはいかなくても、努力する意欲がある人ならポテンシャルを買ってくれる企業もあるはずです。
IT業界と並び、建設業界も高い需要に反して人手が足りていない状況です。オリンピックのために開催地を中心に建設ラッシュが起こりましたが、たとえオリンピックが開催されないとしても新しい建設は必要です。ですので、これから目指す人でも、将来はこの業界を担う人材になれる可能性があります。
製造業も同じくおすすめできます。何の製造会社なのかにもよりますが、たとえば工場内のライン作業など経験の有無を問わずできる仕事もあるため、転職のしやすさを考えると製造業はトップクラスでしょう。もちろんスキルや経験があれば、それに応じて高い収入を獲得できる見込みが高いです。
このほかにも、さまざまな業界が2021年以降も転職市場で注目されますが、もう一つ挙げておきたいのが介護業界です。少子高齢化の日本において、介護ニーズは今後確実に高まります。それを担う介護人材も絶対に必要です。それにもかかわらず、介護といえば低賃金で重労働というイメージが強く、なかなか人材が集まらないのが深刻な問題となっています。
ただ、介護業界でも待遇改善は徐々にではありますが進んでいますし、介護を担う人材にはそのスキルや経験に応じてそれ相応の報酬を与えるべきという風潮も強まっています。それに、仕事に対するやりがいは多くの人が感じていますから、今後、この業界を目指す人は増えていくのではないでしょうか。
なお、実際に身体介助などを行うには資格が必要ですが、無資格でも入職できる事業者は多数あります。働きながら資格取得やスキルアップが目指せる職場ですので、今はまだ特に資格も経験もないという方でも、目指しやすい業界といえるのではないでしょうか。
2021年度版おすすめの職種1. 公務員
ここまでおすすめの業界について見てきましたが、具体的な職種について言うと、やはり2021年以降も公務員は人気です。また、公務員というと新卒採用が中心のイメージがありますが、民間企業からの経験者枠での募集も増えています。今後の転職市場においても公務員は狙い目になるでしょう。
ただ、公務員には年齢制限がある職種が多いです。学歴も必要な場合もありますし、公務員に転職するには公務員試験に合格しなければならないというハードルもあります。ですので、何となく公務員になりたいというイメージではなく、具体的な職種を絞って、その職に就くには何が必要なのか、自分の年齢や経歴でも目指せるのかを前もって確認しておきましょう。
2021年度版おすすめの職種2. 営業職
特に資格や経験を必要とせず、最低限のコミュニケーションスキルがあれば転職可能なのが営業職です。営業職はどの業界でも常に一定の需要があるため、より好みしなければ仕事が見つからないということはないでしょう。未経験者でも中途採用される率の高い職種ですので、早急に仕事を探さなければならないという状況の方にもおすすめできます。
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2021年度版おすすめの職種3.エンジニア
2021年度版のおすすめの職種として次に挙げたいのがエンジニアです。エンジニアのなかでも特に需要の高いITエンジニアをおすすめします。ITエンジニアというと高度な知識とスキルが必要というイメージがありますが、必ずしもそういう職種ばかりではありません。
ITエンジニアといってもさまざまな職種で構成されており、なかには極めて専門性の高い職種もありますが、未経験からわずかな期間で目指すのに現実的な職種もあるのです。必要なことは入社後に実務や研修を通じて身につけていける仕事もあります。
ITエンジニアというといかにも理系の仕事というイメージですが、実は文系出身者も多いのです。今後、IT系の職種への需要は高まることが確実ですので、未経験からでもしっかり勉強や準備を重ねていけば、転職できるチャンスは十分にあると言えるでしょう。
2021年度版おすすめの職種4. コンサルタント
コンサルタントと一口に言っても、行う業務は業界によってさまざまです。どの業界においてもコンサルティングは必要ですから、社会経験のある方ならこれまでの経験を生かしてコンサルタントして活躍することは可能でしょう。たとえば、IT企業に勤めてた経験があるならIT系のコンサルタント、経営について学んでいたのなら経営コンサルタントという具合です。
転職市場では年齢を重ねるほどに不利になる傾向がありますが、コンサルティングでは積み重ねた知識や経験が大きな武器になるため、年齢のハンデを乗り越えて良いポジションに転職することも十分あり得るでしょう。
2021年度版おすすめの職種5. 品質保証
品質保証とは、製造する商品について規定の品質に達しているか、また、販売後も品質を保っているかなどを保証するための職種です。不良品などのクレームに対応することも業務に含まれます。
品質保証と似た仕事に品質管理がありますが、品質管理は簡単に言えば最終チェックの仕事です。品質保証はそれも含めて企画から販売後まですべてを指します。つまり、品質管理は品質保証という仕事の一部と言えるでしょう。
なお、品質保証にはさまざまな種類があり、業界や企業によって期待される人材像は異なります。ニーズが特に高いのは、食品製造や飲食業界など食品を扱う分野です。
2021年度版おすすめの職種6. ドライバー
運転免許を保有していることが条件ですが、運転が好きな人におすすめなのがドライバーです。長距離トラックドライバーもあれば決まったルートだけを回るルートドライバーもあるように、ドライバーの業務内容は業界や企業によってさまざまなものがあります。未経験でも運転が得意なら採用されることが多い職種なので、転職はしやすいと言えるでしょう。
2021年度版おすすめの職種7. 販売職
販売職も未経験から転職しやすい仕事です。知識ゼロでも入社後の研修で必要な知識や技術を身につけることができます。コロナやオリンピックにかかわらず、今後も販売の仕事がなくなることはまずないので、転職市場においても時代にかかわらず一定の需要があると言えるでしょう。
2021年の転職成功率を高めるために転職エージェントの活用
2021年コロナ禍で採用を勝ち取るためには、自分自身のやる気や、どんな業界・業種、そして企業へ転職するのか?何を1番に優先するべきか?など、考えをまとめておく必要があります。
しかし、自分一人で転職活動をすると、面接で不採用になったとき、その原因が分からずまた同じ失敗をしてしまうリスクがあります。そこでおすすめしたいのが、転職のプロとして第三者的立場から客観的なアドバイスをもらえる転職エージェントです。
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