転職で年収を上げる、最も重要なポイントとは?
今よりも年収を上げたい!という目標を持って転職活動に邁進する人はたくさんいます。なかなか給料が上がらないサラリーマンにとって、年収アップという響きはとても魅力的です。転職したいという意向を持っている人に「転職する際に一番重要視するポイントは?」というアンケートをしたところ、20代では「仕事内容」という結果だったのに対し、30代では「年収」という回答が最も多くなりました。
30代になると結婚をして家族を持ったり、自分の将来を考えるようになったりと、現実的に転職と向き合いはじめる年代といえます。そして、実際に転職をした人で年収がアップしたという人の平均年齢は31歳といわれおり、転職市場は、20代後半から30代前半を中心に動いています。
逆に、35歳を超えたあたりからは転職しても年収アップにつながらないケースが多くなります。これは、日本の給与体系として年功序列制が根強く残っていることが原因と考えられます。ある程度年齢を重ねると、役職に就くことで給料がアップする形になります。
では、転職する業界や職種、学歴、年齢などの諸条件が同じ場合、「転職経験があるかどうか」でどれくらい年収に差が出るのでしょうか?答えは一概にどちらが良い、とは言えません。現実は、業界や会社の規模によってもかなり違ってきます。
一つポイントとして挙げられるのは、転職回数です。転職回数については、1回目だと年収アップするケースが多いですが、2回以上は回数を重ねれば重ねるほど平均年収が下がっていく傾向があります。うまくキャリアを積んでスキルを身につけてきた人なら、それをうまくアピールしてより良い条件の会社へ転職することも可能です。
平均年収の高い業種や会社を選んで転職することが年収アップにつながる!
転職することで年収が上がりやすい業種は、IT・ソフトウェア関連や金融、流通、コンサルティングなどが挙げられます。これらの業種は、もともとの年収レンジが高い上にそれぞれがエキスパートとしてのスキルやキャリアを持っていることが多く、自分そのものが商品としての価値を持っているため、転職することで自分自身の価値をより高めていくことにつながります。
しかし、未経験からこれらの業界に飛び込むのは簡単ではありません。転職市場で一番価値の高い20代後半から30代前半を迎えるまでに、さまざまな角度からスキルアップを図り、自分の能力を磨いておく必要があります。
会社を選ぶときに気を付けたいのが、福利厚生や社会保険、交通費などの支給がどうなっているかです。給料が同じでも、住宅手当や交通費の有無によって実際の金額はかなり異なってきます。年間で何十万円という差が生じることもありますし、特に大企業では福利厚生を専門に扱う会社に委託して手厚いサービスを受けられるなど、給料の額面には表れない違いもあります。
また、先の話ではありますが、退職金制度の有無についても確認しておくことが必要です。毎月の給料は気にしても、すべてひっくるめた収入としての視点が抜けがちです。生涯賃金という観点から見てみることも大切です。年収レンジの高い業界を選んだら、次の条件としては小さい会社よりは大きい会社の方が一般的に年収アップにつながります。
在職中に年収アップする転職先を見つけたい、転職エージェントに相談しよう
転職エージェントという転職支援サービスを知っていますか?担当者がひとりひとりについて、転職に関わるあらゆる相談に乗ってくれるサービスです。転職には欠かせない面接の指導や履歴書、職務経歴書など応募書類の添削もしてくれます。また、面接のスケジュール調整や労働条件の交渉なども任せられます。
なにより役立つのが、選考結果をフィードバックしてくれる点です。一般的に、面接をうけて不採用になっても、なぜ不採用になったかという理由については知ることができません。担当者であるキャリアコンサルタントは、企業の採用担当者とも密につながっているので、不採用になった理由もきちんとフィードバックを受けることが可能です。これは、次の転職先を探すヒントにもなりますし、自分の足りない部分がわかるので将来的なビジョンを考える上でも重要なことです。
また、転職エージェントを利用するのは基本的に無料です。それなのに、転職エージェントを使って転職すると年収アップが期待できる、というのには、転職エージェントのビジネスモデルに秘密があります。基本的に、転職エージェントを介して転職した場合、転職エージェントは、求職者の想定年収の30%前後を成功報酬として企業から受け取るシステムになっています。
そのため、なるべく年収の高い先に転職してもらった方がエージェント側にとってもプラスになるのです。成果報酬型のビジネスモデルなので、キャリアコンサルタントにとっても、利用者が転職を決めてくれることにメリットがあります。そのため、スキルが高い人材と信頼されれば、非公開求人などよりよい条件のものを紹介してくれる可能性もあります。
転職でつかむ、年収アップのコツ
今の仕事にはやりがいを感じているけれど、なかなか上がらない給料には不満がある・・・という人は、打開策としていろいろなことにチャレンジしています。資格取得でスキルアップを図ったり、最近よく聞かれるようになった「朝活」「夕活」などでセミナーに参加したり語学を学んだり、自己研さんに力を入れたりしています。
それでもなかなか給料に反映されない、自分が正当に社会的な評価を受けているのか疑問があるという人は、転職を考えてみるのも一つの方法です。転職は、自分がこれまで培ってきたスキルやキャリアを生かすことで収入アップにつながります。また、そもそもの年収レンジが高い業種に転換することで、収入のレベル自体を上げることにつながります。
転職することで収入アップにつなげたい場合は、業界選び、会社選びが最も大切です。業績が良い会社や、好業績がそのまま給料に反映されやすい会社を選べば、収入アップは一番の近道です。
次に、その職種によっても収入レンジは異なります。営業成績などで給料に反映されやすい営業職なら、自分の頑張り次第で大幅な給料アップも見込めます。しかし、逆にうまくいかない場合は収入ダウンになるというリスクもあることを知っておきましょう。
また、これまで培ったキャリアやスキルに自信がある人なら、それを生かして責任あるポストに就ける会社に転職することも収入アップにつながります。店長やリーダーなど、マネジメント側に立つ仕事を探してみるのも良いでしょう。それには、現職でもある程度リーダー的な立場を経験しておくことがプラスの評価につながります。
未経験でも大丈夫!転職するなら収入が高い業界や職業は?
年収が高い業界と言えば、金融や保険、不動産業が挙げられます。また、同業種なら成果主義を取り入れている外資系企業の方が総じて年収が高い傾向があります。
職種で言えばITや医療系の専門職、会計や経理、営業職の収入が高いのですが、専門性の高い職業はスキルやキャリアを積んでいないと未経験から飛び込むのは不可能です。資格がないと働けない職種も多く、「転職」には不向きなものもあります。その点、営業職は未経験でもOKという業界が多く、その人のやる気や熱意、努力次第で未経験からでも大きな成功をおさめることができる可能性を秘めています。
もちろん、営業するにあたり必要な資格がある職種も多いですが、入社してから取得したり、現職を続けながら取得のための勉強をしたりできるものも多いので、チャレンジしてみる価値はあります。営業職は外回りが多く、お客さんの時間に合わせることも多いですが、努力次第で業績を上げれば男性・女性の差なく収入につながる仕事なので、女性にも大いに門戸が開かれています。
転職エージェントならスムーズに、年収アップ転職が実現します。
身近なところでは、転職サイトやハローワーク、各企業のホームページなどから求人情報を得ることができます。転職活動をする目的は人それぞれです。年収を上げることを第一の目的にするなら、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
転職サイトや口コミなどを参考にするだけではなかなかわからない業界の内情や企業の業績、将来性などについてもプロのキャリアコンサルタントから話を聞くことができます。また、1人のキャリアコンサルタントが担当につくスタイルを取っているので、担当者をたらい回しにされたり、問い合わせるたびにゼロから説明し直したりする必要がありません。
担当者がついて、転職活動について一緒に考えてくれるというのはとても心強いことです。相談する中で、年収アップにつながる転職先を提案してくれたり、職務経歴書や履歴書などの応募書類の添削をしてくれたりもします。福利厚生や残業代の支給がどうなっているかなど、会社を選ぶ上でできれば初めに知っておきたいポイントについてもキャリアコンサルタントを通じて確認してもらうことができます。なかなか自分からは直接聞きにくいことも代わりに確認してもらえるのは嬉しいポイントです。
また、転職を目指す上で自分に足りないスキルはなにか、客観的な立場でアドバイスをもらえるので、転職活動には欠かせない自己分析の手助けにもなります。いずれにしても、経験豊富なプロのキャリアコンサルタントがいることで、働き続けながらの転職活動も可能になります。
情報を提供する側にも利用する側にもメリットがある転職エージェントを使わない手はありません。転職エージェントにもたくさんの会社があり、それぞれが得意な業種やサービスで独自性を打ち出しています。自分の考えに合った転職エージェントを探してみましょう。今、旬の業界や年収レンジの高い企業など、そこでしか聞けない情報もたくさん持っている転職エージェントをうまく使って、転職活動を成功させてください。
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